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コニカS供小さな修理で済みました

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    JUGEMテーマ:中古カメラ・レンズ・撮影機材
    入手したのは2008年かなー。
    どこから入手したのかなー。
    老人性記憶喪失の渦中にあるのはコニカS供
    まずは、一通りのチェックをします。
    ・外観、レンズはまあまあきれい
    ・絞り羽根、シャッター羽根はちゃんと動く
    ・距離計の動き、ファインダー内二重像は正常
    ・フラッシュはX、Mともに点灯

    と言ったところで、程度は良いのですが、次の問題点がありました。
    a.フィルムカウンタが戻らない(リセットされない)
    b.セルフタイマーが動かない
    c.巻き上げレバー横の窓の意味、動きが不明
    d.モルトの劣化

    コニカS06さっそく軍艦部カバーを外して、中を見ます。

    ヾき上げレバーはカニ目ビスで押さえられていますので、まずこのビスを外します。道具は、ケガキコンパスです。
     
    コニカS07巻き上げレバーの上には板金部品が乗っかっています。

    コニカS08左から順番に外した順番です。部品点数は7点。

    写真中、左から2つ目の部品が意味不明の窓を持っています。窓から見える色は赤、青、黒です。分解してみると、他の機構への連動も無く、単独で色を変えるだけの機能の様です。使用マニュアルなどで調査したところ、この窓は装填したフィルムの種類の「覚え」のためのものだそうです。従って「問題」はありませんでした。(「問題点c.巻き上げレバー横の窓の意味、動きが不明」の解決)


    コニカS09本体側に残った部品は押さえナット。ピンボケで写っているのが手製のドライバーで、これで緩めます。

    コニカS10こんな具合に、ナットの溝に手製ドライバーの突起部を差し込み、後は力を入れて「エイッ」とねじります。

    コニカS11⊆,縫轡紂爾亮茲螻阿靴任后しかし、このカメラはシューを外さなくても軍艦部の取り外しは可能です。

    コニカS12シューのアタリを兼ねた飾りビスを外しバネ材を外すと、写真の様に2点のビスが見えます。この2点でシューが軍艦部カバーに固定されています。

    コニカS134き戻しレバーの取り外しは、他の機種と同様です。レバー軸下部にあるフィルムスプロケット用の溝にドライバーを挿し、レバーを反時計方向(彫刻された矢印の逆方向)に回します。

    コニカS14この様に、巻き戻しレバーの下には軍艦部カバーを本体に固定するための隠しビスがありますので、これを外します。

    コニカS15軍艦部カバーが外れました。これが外した全部品です。

    コニカS16ニ楝梁Δ砲シャッターボタンが残っています。
    軍艦部カバーによって保持されていた部品ですから、下手をするとコロコロとどこかに行ってしまいます。

    コニカS17まず表に見えているボタンを抜きました。その下には写真の様な軸があります。

    コニカS18この軸は、なんと、シャッター軸に「乗っかっている」だけです。シャッター軸には写真の様な穴がありますが、シャッターボタンの保持のための役目は果たしません。

    コニカS19
    軍艦部の中です。問題のフィルムカウンタダイヤルが見えます。

    コニカS24裏側から見ます。矢印で指し示したレバーが、裏カバーを開けた時に巻き上げ軸から離れてフィルムカウンターダイヤルをリリースしなくてはなりません。

    コニカS23裏カバーを開きました。
    しかし、矢印で指し示したレバーに変化はありません。巻き上げ軸から離れてくれないのです。

    しっかりと観察すると、本体の溝(裏カバーと嵌合)のモルトプレーンが経時変化で劣化しています。
    この劣化モルトプレーンが接着剤の役目をし、レバーを本体に接着してしまっています。

    レバーを本体から引き剥がしてやると、その瞬間、フィルムカウンターがバネの力で回転しました。
    1件落着です。(「問題点a.フィルムカウンタが戻らない」の解決)
    この後フィルム巻き上げ、裏カバー開閉を繰り返し確認したところ、フィルムカウンタは正常な動きに戻っていました。
      ここで一気にモルトプレーンの残骸をはがして新しいモルトプレーンを貼りたいところですが、モルトプレーンのカスがファインダーに舞い込んで汚す恐れがあります。はやる心を抑えて、軍艦部カバーを取り付けます。
    コニカS20
    これが外した後の軍艦部カバー内部です。
    カウンター用、露光メータ用、2つの窓の接着剤が古くなってしまっており、ポロリと取れてしまいました。写真中で茶色く見えるのが古くなった接着剤です。

    コニカS21古くなった接着剤の除去も含めて、軍艦部カバーを清掃します。
    シンナーを使い、ここまできれいにしました。

    コニカS22清掃した2つのアクリル窓を接着しました。接着剤は2成分です。
     
    コニカS25きれいになった軍艦部カバーを取り付けます。ここからモルトプレーンの張り替えです。

    コニカS26こびり付いているモルトプレーンをこさぎ取ります。すっかり粉上になって落ちてきますので、カメラ機内に舞い込まない様にします。道具は爪楊枝、ティッシュです。
    写真右下にシミが見えますが、これは清掃に使ったアルコールです。

    コニカS27古いモルトプレーンを取り除いたら、新しいモルトプレーンを貼ります。まず裏面に両面テープを貼ったモルトプレーンをカッターナイフで裁断します。今回は裏カバー嵌合ミゾモルトプレーンですから、細く裁断しています。

    コニカS28新しいモルトプレーンの貼り付け途中の状態です。溝は結構深いですからピンセットの先端と背中を使って奥まで押し込みます。

    コニカS29モルトプレーンを貼り終わり、裏カバーを閉めて見ました。
    写真ではきっちりはまっていますが、使ったモルトプレーンが厚かったのでしょうか、少々力を入れて閉めないと、裏カバーはロックがかかるまで閉まりませんでした。

    実用上問題無いので、これで「問題点d.モルトの劣化」の解決にします。

    コニカS30残る問題点は一つ、「b.セルフタイマーが動かない」です。
    写真の右上にあるタイマーレバーが動かないので、タイマーセットできないのです。

    この問題に対しては鏡胴をばらして原因追究しなくてはならないのですが、使い方が間違っている可能性もあります。
    再度、使用マニュアルの登場です。
    やっぱり使い方が間違っていました

    写真の中央部にMとXとのフラッシュ接点切り替え用ツマミが見えます。このつまみがMにセットされていると、セルフタイマーのレバーは動かないそうです。
    改めてフラッシュ接点ツマミをXにしたところ、タイマーレバーを動かすことが出来、セルフタイマーをセットできました。シャッターボタンを押せば、正常にタイムダウンし、やがてシャッターが落ちました。
    コニカS31
    これですべて問題解決です。
    本体をアルコール清掃した後、レンズもレンズクリーナーで清掃しました。



    コニカS32前回の記事(→こちら)でクリーンアップしたカバーと一緒に記念撮影。

    パチリ


     

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