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ライカM3・後幕戻らず

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    無謀にも、名機M3の修理に挑戦です。
    大枚はたいて入手した2000年には何も問題なかったのですが、2011年に動作チェックした時にはシャッター速度が1,2,5のスロー時に後幕が戻らなくなってしまっていました。こちらがホームページ記事
    再起不能になる恐れもあるし、外観を傷つける恐れもあり、修理をちゅうちょして来ましたが、冥土の土産に挑戦してみることにしました。
    m3a
    症状・・・シャッター速度が1,2,5の時に後幕が戻らない(開きっぱなし)

    推定原因・・スローガバナー周りのトラブル

    m3011.まず軍艦部カバーの取り外しに挑戦します。
     レンズマウント上部の止めネジをはずします。
     ネジで固定された上に樹脂の様なものを流し込んで緩み止めしています。パテで覆ってLマークが彫られているのが正規だそうですが、誰かがいじった後の様です。

    m3022.巻き上げレバー部を外します。
    まず、ハンドプライヤーで飾りリングを外し・・・

    m303レバーと板バネを外した後に、
    カニ目の固定リングを外します。ケガキコンパスを使います。

    m3043.次はシャッター速度ダイヤルを外しますが、これは表から見えるマイナス頭のビス1本を外すだけです。

    m305これがダイヤルを外した状態です。

    m3064.シャッター速度ダイヤルの隣にシューがありますので、これも外します。
     4本のビスで固定されたシューの下に圧着用の金属足があり、その下に写真の様な板バネがあります。

    m3085.次にフラッシュ接点の飾りリングを外します。2つです。
    傷付けない様に、ハンドプライヤーを使います。

    m3096.ファインダーは最初に飾りリングを外します。ハンドプライヤー使用です。

    m310ファインダーには、まだ接眼レンズが残っています。

    m311接眼レンズは、カニ目になっていますので、ケガキコンパスで外します。

    m3127.巻き戻しノブの取り外しに移ります。

    m313赤いペイントで装飾された2つの穴がカニ目です。このビスをケガキコンパスで外します。。

    m314外した部品3つです。

    m315上の写真の3部品を外した軍艦部です。

    m316カニ目ビスを外した時に使用した工具類を紹介します。
    使用済みのフィルムケースを通常使用の様に挿入し、このケース中央の突起に、あらかじめフラットな先端に溝を切ったドライバー(家庭園芸用具を使いました)を差し込んで、ねじります。その時には当然カニ目ビスも回転しようとしますので、ケガキコンパスをカニ目に差し込み固定します。

    m317巻き戻しノブの座に、わかりにくいですが、飾りリングがねじ込まれています。これもハンドプライヤーで外します。

    m3188.ここまで外した部品です。

    m319本体です。

    m320軍艦部カバーを上方向にずらして行きます。

    m3219.カバーを外した軍艦部を上から見ます。

    m322正面から見た写真です。
    巻き上げレバーを仮止めしてシャッターを切ってみます。
    黄色矢印で指し示した所にある歯車が、シャッター速度1,2,5の時には回転しません。
    おそらくここがスローガバナーと思われるので、このユニットを取り外して清掃する事にします。その為には、ファインダーユニットを外さなくてはなりません。

    m32310.ファインダーを固定しているビスは3本との事です。
    フィルム装てん部分の奥に2本あり、何とかドライバーが入りそうです。

    m324距離計コロの奥にもう1本のビスがあります。
    このビスを外すには、ボディカバーを取らなくてはなりません。

    m32511.ボディカバー取り外しのために、リバースレバー、レンズ着脱ボタン、セルフタイマーレバーと外していきます。
    しかし、表に見えているビスを外しただけでは、カバーはびくともしません。まだ外さなくてはならない部品が有る様ですが、素人にはこれ以上は無理!!
    外した部品をすごすごと取り付けます。この再取り付け時に、セルフタイマーレバー取り付けのコツがわからず、さんざんカニ目ビスをいじりましてすっかりキズモノにしてしまいました。

    m32612.ボディカバーを取り外さないとなると、スローガバナーを本体に固定したままで清掃してやらざるを得ません。

    左の写真は、清掃したい部分の拡大です。
    この部分に、ベンジンをたっぷりしみこませたティッシュ片を押し付け、ベンジンを流し込みます。
    流し込んだ後にシャッター速度1でシャッターを切ると、一発でこの歯車も動くようになり、後幕も動くようになりました。

    スローガバナーユニット内で微細なゴミ、油かすが歯車にくっ付いて、動きを阻害していた様です。

    この後、ベンジン清掃とシャッターオンを何回か繰り返します。

    m32713.再組み付けの前に、製造番号の確認です。
    ボディの製造番号は、下カバーを外して、底板(ビス3点止め)を外せば見えます。

    このM3は、軍艦部カバー上に刻印されている製造番号とボディに印刷されている製造番号は一致しています。

    m32814.軍艦部の部品をすべて取り付けました。
    復活までもう一歩です。

    m32915.最後の部品、レンズマウント上部の止めネジをねじ込みました。
    m33016.パテで埋めて、完成です。
     

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